Prosthetic treatment補綴治療
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補綴治療とは
歯科治療における補綴(ほてつ)とは、歯が欠けたりなくなった場合にかぶせものや入れ歯などの人工物で補うことをいいます。
具体的には「義歯」、「クラウン」、「ブリッジ」などの人工物を用いて修復することを指します。(図は審美歯科のものを参照)歯を失うと口もとの審美性(見た目)や咀嚼や発音といった日常生活に必須の機能が妨げられ、著しく生活の質が損なわれます。それだけではなく、歯がない状態を長期間放置することにより、残った歯の位置が変化し、歯並びが悪くなったり噛み合わせが変化して、2次的に虫歯や歯周病を引き起こしたり顎関節症になったりすることがあります。
また、全身的な健康へも影響があり、歯が失われて消化器官としての口腔の機能が損なわれると他の消化器官への影響が危惧されます。さらには健全な咀嚼機能を維持することが脳の活性化にも役立つことが報告されています。
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補綴の種類と特徴
●クラウン
歯が欠けたり、なくなった場合に歯ぐきの中にある歯根に金属を挿し込んで芯を作り、歯を作る治療です。
●ブリッジ
なくなった歯の両脇にある歯を土台に人工の歯を橋のように架ける治療法です。両脇の歯がしっかりしてるときに行える治療法です。
●部分入れ歯 / 総入れ歯
むし歯や事故などで歯を失った方や歯を支える骨がなくなった場合に部分的に補う際に部分入れ歯を行います。
入れ歯は見た目の不良を回復し、食事やしゃべりやすさ、審美性を改善するものになります。
すべての歯を失った場合は総入れ歯(総義歯)とします。